患者によって異なる自傷の種類【うつ病による疾患】

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行為だけとめてもダメ

カウンセリングを受ける中年女性

グループ治療も視野に

自傷行為を行う人は、基本的に自己愛的で、精神的に未熟な部分があります。幼少期から、自分が考えたとおりにならないと気がすまなかったり、物事の好き嫌いがはっきりした人が行動を起こすことが非常に多いです。自傷行為といってもいろいろな種類があり、初期段階では、不安や絶望、怒りをコントロールしたいという気持ちから、リストカットやアームカットを繰り返します。そして、そのほかの種類の行為が伴うこともあり、過食もその一つです。過食が続けば、増加した体重を減らそうとして、食べてものを吐いたり、全く食べなくなったりと拒食症に陥ることもあります。さらに、手首を切るリストカットだけでは、イライラして感情がおさえられなくなってくると、大量服薬をおこなうこともあります。加えて、物を投げて壊す、ライターなどで自分にやけどを負わす、壁に頭をたたきつけるなど、一緒にいる家族や周囲の人たちを困らせる行動も多いです。こうした自傷行為は、自然経過で治るものではありません。加えて、自傷と自殺未遂の境目はあいまいで、判断が難しくなります。また、このふたつは、必要な対応が異なるため、専門的な医師やカウンセラーの手助けが必要です。素人がむらみやたらに行為をやめさせようとしても、本当の意味での解決にはなりません。どうして、そのような自傷行為に至るのか、その背景にある問題に目を向ける必要があります。その問題分析は、専門家の仕事ですので、受診が必要です。家族や周囲の人は、専門家の分析から見えてくる問題に対応することが大事になります。自分で自分のカラダを傷つける自傷行為は、意図的に自分を害するものの、自殺は意図していないもののことをいいます。その行為の種類はさまざまで、皮膚を切るリストカットや過食以外にも、針などで皮膚をさしたりすることもあります。ほかにも、自分を殴ったり、物にカラダを打ち付けるなど自傷行為といってもいろいろなパターンがあるので注意が必要です。こうしたさまざまな種類の行為に及ぶ背景には、病気が隠れていることがほとんどです。たとえば、抑うつや罪悪感が背景にある人は、うつ病やアルコール依存、統合失調症などが隠れていることが多いです。また、攻撃的、衝動的な行動パターンや不安定な感情、自己評価が低い人などは、パーソナリティの特性が隠れています。自傷行為に関する治療は、かなりの労力を要します。性格の未熟な部分を自覚してもらうことも、一つの治療的なアプローチです。そのため、医者であれ、カウンセラーであれ、1対1の治療のみを行っている医療機関は、あまり適していません。グループ治療や生活機能訓練などを取り入れた総合的なアプローチでの医療を提供してくれるところが適切です。重いケースほど、医師や臨床心理士、看護師やソーシャルワーカーなど幅広い分野のマンパワーが投入されている治療施設や環境が望ましいとされています。加えて、作業療法士や福祉関係者などもいれば、なお安心です。さらに、カラダを傷つけることがほとんどのため、救急治療や内科的治療が必要なケースも出てきます。そのため、連携の取れている医療機関を選ぶことが大切になります。

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